一番は検索性だと私は考えます。そしてその情報へのアクセス性。処理の容易さ、保存場所削減など。しかし管理には気をつかう必要があり、慣れるまでは大変かも知れません。
検索性
PDF化した書類であれ書籍であれ、OCRで文字情報を埋め込む事で大変便利に使えます。一般的なドキュメントスキャナのOCRは100%の認識率ではありませんが、検索用に埋め込むのであれば現在の水準で十分です。
情報へのアクセス性
写真などはこれが一番大きいと思います。ご自宅やご実家にある家族のアルバム。卒業アルバム。頻繁に広げて見ますか?
そもそもアルバムをどこにしまったか分からない方も多いのではないでしょうか。これがデジタル化してiPhoneのアルバムに、Googleフォトのアルバムに登録しておけばいつでも検索してすぐに見られます。家族や友人との会話の合間にサッと検索して懐かしい写真を一緒に鑑賞するするのは良い体験です。
処理の容易さ
家庭より業務でのメリットが多いと思われます。書類をデジタル化するのではなく、最初からデータベースを構築しておくことで、業務効率が改善されることは、改めて言うことではありません。しかし私の観測範囲では間違ったデジタル化による弊害が多いような気がします。
紙の書類をスキャンして利用
紙をものをスキャンしてアーカイブするのは良いと思いますが、それにタブレットで書き込もうというのは違う気がします。書き込む・入力する必要があるなら、その様に作るべきです。
もちろんスキャンしたPDFをAcrobatなどを利用してフォーム化するのはまだマシな方。
それでも大きな画面が使えるPC用途では良いですが、モバイルでは厳しいですね。
パンフレットやリーフレットをスキャンして利用
これもアーカイブ用途は良いと思います。
ただこれを持って、PCやタブレットに入れて客先に持っていくのはやめてもらいたい。見せづらいし見づらいです。そのような運用をするなら、最初からタブレット用にデザイナーに頼んでレイアウトしてもらってください。
Excelを方眼紙
冗談ですよね?そもそも文章をExcelで作成する。利用方法をしっかり想定してデジタル化しないと意味がありません。
個人利用の書籍のようにアーカイブ化が目的のものはともかく、デジタル化して活用するためには、それ用にデザインしデジタル化する必要があります。
それを面倒だ2度手間だとおっしゃる方もいらっしゃいますが、私は紙前提で最初のデザインを作っていることこそ無駄だと考えます。
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